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キャンプの経験はあるけれど、
子どもとふたりだけっていうのは初めて。

まず知りたいのはハウツーよりも、
楽しむためのコツや秘訣。

田中ケンさんと島名さん、
ベテランふたりの
家族キャンプエピソードなんかも聞いてみたい。

それから、トレッキングもやって
みたいんだけどなぁ。

ファミリーキャンプ
ビギナー

鈴木さん

ひとり息子にとって初めてのキャンプ。いい思い出を作ってあげたくていろいろ準備中。

快適生活研究家

田中ケン

アウトサイドベースを拠点にキャンプの楽しさを発信するアウトドアマスター。息子と娘、2児の父。

コールマン営業本部

島名宣行

コールマンアイテムを愛し、二人の息子と奥さんを愛する元ラガーマン。

鈴木さん

はじめまして、鈴木です! 今日はよろしくお願いします! 親子キャンプについて知りたくて。いろいろ教えてください。

ケンさん

よろしく! まぁ、あんまり教えるようなこともないと思うけど(笑)。せっかくここまで来たんだから、一緒に楽しみましょう。

島名さん

いやいや、ケンさんはいろんなこと知ってるはず。鈴木さんも聞きたいこといっぱいあるはずですからね。よろしくお願いします!

ケンさん

じゃあ、まずはどうしましょうか。軽めのトレッキングでもやりますか? うちのキャンプ場、ちょっと歩くと浅間山がキレイに見えるところがあるんです。

鈴木さん

ぜひ! 息子ともやってみようと思ってるんです。

ケンさん

ではそうしましょう。道具はウチのを使ってください。

島名さん

ありがとうございます。体力に自信があれば、トレッキングポールがなくても平気ですが、トレッキングポールがあると安心ですからね。鈴木さん、僕らは使わせてもらいましょう。

鈴木さん

はい! 息子は初めてなので、準備しておきたいですね。長さが調整できるみたいですが、適正なサイズはどうやってわかるんですか?

島名さん

ポールのグリップを持って、肘が直角になるように曲げてください。そうした時に、ポールの先端がちょうど地面に着くくらいの長さがいいとされています。傾斜のことを考えて、登りのときは少し短めに、降りのときは少し長めにすると、さらに使いやすいですね。

鈴木さん

なるほど。 使い方のコツはあるんですか?

島名さん

そうですね。あくまで足の負担を和らげるためのものなので、ポールに体重をかけすぎないほうがいいですね。足より先に腕が疲れてしまいますから。

ケンさん

準備できたみたいですね。では行ってみましょう。

鈴木さん

お願いします!

島名さん

ケンさん

親子でキャンプ、行くんですか? いいですねー。お子さんは何歳ですか?

鈴木さん

10歳です。きっと楽しいと思うんですけど、確信はまだ持てなくて。ぜったい成功させたんですけどね。

ケンさん

そうだよね。せっかく行くんだったら楽しみたい。でも、 子どもと行くからって、何か特別なことを用意したりしなくてもいいと思いますけどね。

鈴木さん

え!? そうなんですか? それを教えてもらう気持ちマンマンで来たんですけど……。

ケンさん

ハハハ。いやもちろん、僕が知ってることは何でも話しますよ。でも、なんていうか、子どもと行くってことをあんまり気にしなくていいと思うんですよね。 だいたい、子どもの方が順応性が高いんです。例えばね、トレッキングガイドをするときでも親御さんに聞かれるんです。「ウチの子、〇〇歳だけどできますか?」ってね。僕はこう答えるんです。「お子さんよりも、お父さん、お母さんが心配です」って。だいたい、こんな風に不安をもっている親御さんに限って、子どもはタッタカ登っていって、親はゼーゼーハーハーいうことになるんです(笑)

島名さん

(笑)たしかに。そういうことありがちですね。親が心配しすぎて気疲れして、子どもはぜんぜん平気で勝手に遊んでたりとか。ウチも息子を初めて連れて行ったのはヨチヨチ歩くくらいの頃で。芝のきれいなサイトだったので、裸足で自由に遊ばせたんです。そしたら、家に帰っても以前より落ち着いて、なんだかお兄ちゃんになってました。自然の中で足の裏が刺激されたからかもしれません。

ケンさん

そうそう。子どもはどんどん適応して、どんどん成長する。それにキャンプは遊びなんだから、楽しまないと。親が楽しんでいるから、子どもも楽しくなるんだと思いますよ。テントを建てるときだって、本当だったら親がひとりでやったほうが早いけど、まずは一緒に楽しみながらやってみる。子どもはちゃんと覚えてるから、次に来たときには戦力になります。そうやって少しずつアウトドアマンになっていくんです。

鈴木さん

そうか。なるほどな。不安になっていればそれも子どもに伝わっちゃうだろうし。キャンプは遊びっていうのを、子どもとふたりでも忘れないようにしないと。トレッキングもあんまり心配しすぎたって楽しくないし。

ケンさん

そうです、そうです。まぁコツがあるとしたら、1回のキャンプであれもこれもと詰め込みすぎないこと。それから、子どもにしてあげることを考えすぎないことですかね。今の子どもは、ゲームとか公園の遊具とか、決められて与えられた遊びをしてることが多い。でも、のんびり時間をかけて工夫しながら遊ぶことって大切だと思うんです。キャンプ場に秘密基地を作ったり、木や石やドングリをオモチャにしたり。大人もそうですよ。不便なアウトドアで過ごすからこそ、いろいろ考える。キャンプって工夫なんです。

島名さん

さっそく出ましたね、名言。でもそのとおりだと思います(笑)。

ケンさん

ハハハ。今日は調子がいいみたい。

鈴木さん

よかった、ケンさんの好調な日で。ラッキー(笑)

ケンさん

話してるうちに、ほら、着きましたよ。どうですか。浅間山がキレイでしょう?

鈴木さん

おおおおー。すごい!

島名さん

ケンさん

ウチのキャンプ場の名物です。ちょっとしたらゆっくり降りて、料理の準備でもしましょうかね。

鈴木さん

楽しみです!

鈴木さんはこう思った

親子キャンプだからって、あんまり気にしすぎたら楽しくない。

子どもと一緒に工夫しながら、のんびり時間を過ごしてくのがいいのかも。