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コールマンスタイル コールマンを創る人々

第2回 営業本部 東日本統括マネージャー 藤井英雄(ふじい・ひでお)


アメリカンカルチャーの申し子
前回、竹島さんの話を伺ったり、イベントの現場でさまざまなコールマンストーリーを耳にしているうちに、他の部署でこのブランドを支える人々の存在が気になっていった。

こと、商品の数々が店頭に届く過程において欠かすことのできない営業職の人々と会ってみたいという想いが日に日に強くなっていったのである。

今回、お会いしたのはそんな営業部門の中心的な存在。聞けば、コールマンジャパンの歴史のほとんどを知る人物だという。偶然にも私と同い年。だとすれば文化的な背景や、影響を受けた世情も共有できるはず…と、期待に胸が膨らんでいった。    

セミロングヘアにラウンドカラーのクレリックシャツというおしゃれな雰囲気で現れたのは藤井英雄さん。2シーターのライトウエイトオープンカーが似合いそうなクールな御仁だ。大きな目とよく通る声が印象的で、「声が大きくてよく聞こえることは営業での武器です」と、ご本人も笑う。

生まれは1960年。偶然にも私と同じ共通一次試験の第一期生。多感な十代に、伝説のUSAカタログがリリースされたり、ポパイやホットドッグプレスが創刊され、まさにアメリカの文化を全身に浴びて育った世代である。

私がそうであったように、藤井さんもコールマンと共に青春を送ったひとり…と早合点したのだが、そう単純な図式ではなかった。

竹島哲也(たけしま・てつや) 藤井英雄(ふじい・ひでお)
営業部東日本統括マネージャー
  コールマンブランドを日本の隅々に届ける仕事
藤井さんは営業部東日本統括マネージャー。いわば営業職の牽引者であり、社歴では3本の指に入るとか。

いわば、日本におけるコールマンの生き字引のひとりであり、語り部ということになる。「東日本のマネージャーは、東京営業所と札幌営業所の売上の構築と管理を担当しています。実際に細かくデータ化して予算組み…などは営業本部という専門の部署があるので、私はどちらかと言えば実戦部隊、最前線の統括みたいな感じですね。大手販売店、代理店の幹部の方とのコミュニケーションも仕事のうちです。細かなリクエストなどは個々の営業担当が受けますが、そこでは判断、対応ができない、大きな流れでの弊社への要望がこういったミーティングの時で出ることが多いんです」。  

キャンプ用品の販売は、食品や衣料品など他の消費財とは少し毛色が異なっている。消費者が求めているものや価値が、商品自体の品質や価格だけではないからだ。つまり、売る"もの"は、その商品を手に入れて得ることのできる時間、喜び、豊かさ。駆け足で表現してしまえば"ライフスタイルを売る"とでも言えばよいだろうか。
「そうですね……。(営業で)大切なのは、このキャンプという遊びが本当に素晴らしいものなんだと自分自身が思うこと。ひとりひとりがコールマンというブランドを捉え、それに対する想いをしっかりと持ち、それを自分の言葉、自分の方法で伝えることが重要だと考えています」。  

また、その年の季節や天候の影響が大きい業種でもある。猛暑であればビールやエアコンがよく売れたり、極寒の冬だったら防寒衣料が好調だったりするように…だ。「そりゃそうなんですけどね。猛暑であればタープやサンシェードのようなものがよく売れます。そのかわり寝袋が売れなくなったりする。シュラフなんてなくても快眠できちゃうんですもん(笑)」。  

そうなのだ。ビールのようにワンサイドの商品構成ではなく、多様なアイテムがあるキャンプ市場の場合、プラスとマイナスが背中合わせなのである。とはいえ、キャンプのシーズンに長雨続きというのでは、人々の出足も鈍り売れ行きは鈍くなるのではないだろうか。  「そうですね。だから、やっぱり天気予報とかは気になりますよ。つい見てしまいます」。


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