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テントをすんなりたてられるか。

これがファミリーキャンプの第一の難関。

慣れれば簡単とは聞くけれど、コツがあるならしっかり聞いておきたい。

本番で慌てないために、ここは念入りに予行練習を。

キャンプビギナー

山田さん

家族四人でキャンプデビュー予定。子どもの前でバッチリいいパパをアピールしたい。

コールマン プレス担当

阿部さん

キャンプ好きが集まるマーケティング部で広報を担当。笑顔がステキな若手のホープ。

テント設営のポイント

山田さん

ほんとうにテントの設営って慣れたら簡単なんですかね?

阿部さん

はい、もちろん。テントに同封されている取扱説明書の順番どおりにしていただければ、間違いなくちゃんと建ちますよ。一緒に作業しながら、確認してみましょう。

山田さん

お願いします! コツもあればぜひ。

阿部さん

もちろん。今回は奥様やお子さんと一緒に設営する前提で、二人で設営する手順をお教えしますね。まず収納ケースを開けて中身をすべて出してください。主なパーツはフライシートとインナーテントの2種類。その他のパーツとしてポールとペグと自在ロープが小分けになっています。取扱説明書内のセット内容に対して不足がない事を確認したら、ベージュ色のインナーテントを設営したい位置に広げます。このテントは立ち上げた後も、ペグで固定するまでは移動できるので安心してくださいね。「Coleman」というロゴが入っているメッシュのドアが入口になるので、出入り口の方向もここでチェックしてください。

山田さん

はい。広げました。やっぱりけっこう大きいですね。

阿部さん

ご家族4人が寝る場所ですからね。それなりのスペースが必要です。向きを決めたら、メインポールを組み立てましょう。一番長くてシルバーのものがメインポールです。すべて伸ばしたら、インナーテントの上部のスリーブに“×”になるように通していきます。そしてこれがポイントですが、予めインナーテントの前後のドアにあるファスナーの下の部分だけを開けておきます。

山田さん

ヘぇ、なんで下だけ開けるんですか?

阿部さん

インナーテントを立ち上げる際にここから空気が入って、立ち上げやすくなるんです。細かいようですが、開けるのとそうしないとでは大分建てやすさが違います。下だけ開けるのは、上まですべて開けてしまうと、テントを立ち上げたときにテンションがかかりすぎてドアが閉じなくなってしまうことがあるんです。ドアの下部だけ空いているのを確認したら、メインポールを×の字にインナーテントのスリーブに通していきます。

山田さん

通したらその先はどうしたらいいですか?

阿部さん

メインポールの片側の端をインナーテントのコーナーにあるアシストクリップに差し込んでください。もう片方のポールも同じように、メインポールの片側の端アシストクリップにセットできたら、反対側のコーナーにあるグリーンのループを踏みながら、スリーブを片方の手で持ちながらポールを押し入れてください。そして足元のアシストクリップにポールをセットします。逆のポールも同じように。ここが唯一、少々大人の力が必要になるところですね。それでも、ループを踏みながら差し込めばそこまで大変ではないですけど。

山田さん

おぉー。一気に立ち上がってテントらしくなりましたね。

阿部さん

ここまできたら、もう大丈夫です。立ち上がったシルバーのメインポールにテープがベージュのフックを引っ掛けてください。これはお子さんに手伝ってもらってもいいですね。

山田さん

たしかに。わかりやすいですしね。

阿部さん

それができたら、次にテントの玄関口を作ります。黒の太いフロントポールをコの字に組み立てて、インナーテント正面のコーナーから20cmくらい奥にあるアシストクリップに先端をはめてください。そしてインナーテントの正面の両端に残っているグレーのテープのフックを掛けていきます。パーツとして残っている黒の細いポールは、リアバイザーポールといって、入口とは逆側にセットします。

山田さん

だいぶできてきました! もう完成間近ですね。

阿部さん

いえいえ。ここからですよ!通常インナーテントを地面に固定してからフライシートをかけますが、雨の日はインナーテントが濡れてしまうので、固定する前にフライシートを先にかけることもあります。

山田さん

なるほど、雨の日を全く想定していなかった。

阿部さん

せっかくなので、今日はいざという時のために、先にフライシートをインナーテントにかけていきましょうか。取扱説明書には通常のやり方も記載していますので。大きくて軽い生地なので、風に飛ばされないように気をつけてください。ポイントは風向きに逆らうこと。フライシートの端を持って風下から風上に向かって一気にかけていくと、ふわっと被せる事ができます。ここもお子さんに手伝ってもらうといいかもしれません。

山田さん

風向きですか。それは気づかなかったな。インナーテント全体に被せたら、フライシートの四隅にあるフックをインナーテントの四隅にあるDの形の輪っかにかけたらいいんですね?

阿部さん

そうです、そうです。フライシート四隅のフックをDリングにかけてください。だいぶ要領がつかめてきたんじゃないですか? 最後にフライシートの内側についている面ファスナーテープをポールに巻きつけて固定してください。これで組み立てはほぼ終わりです。次にインナーテントの四隅をペグで地面に固定していきます。固定する前に前後のドアのファスナーは閉じておいてくださいね。固定した後だと閉まらなくなる事があるので。まずはインナーテントから。付属のハンマーを使ってペグを打っていきます。四隅のループを外側にひっぱりながらテントに向かうようにペグダウンするとフロアのシワがなくなって綺麗に固定できますよ。

山田さん

なるほど。ペグは先端が見えなくなるまで地面に打ったほうがいいんですか?

阿部さん

いいえ。先端5cm位を残して打ち込めば大丈夫です。先端が見えなくなるまで打ってしまうと、撤収時に抜きずらくなってしまいます。大切なのは順番と角度です。コーナーの1つをペグで固定したら、次はその対角線のペグを打ちます。インナーテントの四隅を固定したら、フライシートをペグダウンします。たるみが出ないように、逆のサイドをしっかり引っ張って下さい。ここもお子さんの出番かもしれません。

山田さん

たしかに。外側に引っ張りながらテントに向かうようにペグを打っていくんですね。

阿部さん

そうすることでテントをキレイに建てる事ができます。最後にフライシートに付いているストームガードにロープを結んで、その先をペグダウンし、自在ロープを締め上げて完成です。位置によってグリーンとベージュの2色がありますから、同じ色のロープを使ってください。

山田さん

結び方はふつうの固結びでもいいんですか?

阿部さん

はい。解けなければ、どんな結び方でも大丈夫です。ベテランキャンパーはもやい結びをしますけど、いきなりここまではマスターしなくても大丈夫です

山田さん

もやい結び? 気になる!

阿部さん

ロープの本体(長い側)に左手で小さな輪っかを作り、右手でロープの先端を小さな輪っかの下からくぐらせます。ロープ先端を本体の下にもくぐらせ、折り返します。折り返したロープ先端を小さな輪っかに戻しながら、ぎゅっと引っ張り、結び目を作って完了です。

山田さん

む、むずかしい。練習しておこうかな。

阿部さん

慣れればこれも簡単ですよ。もやい結びが優れているのは、風が強くても解けることはないのに、指で引っ張ると簡単に解けること。本番のキャンプまでにマスターしておくと、「パパすごい!」って言われるかもしれませんね。

山田さん

れ、練習します!

阿部さん

(笑)頑張ってください! 結び方はともかく、フライシートに自在ロープを8カ所結んだら、これもピンと張りながらロープの先端をペグダウンしていきましょう。大切なのは方向です。メインポールのラインに結んだロープは、メインポールのラインの延長線上に。テントの側面に結んだロープはテント中央に向かって垂直になるように、テントから1mくらいの距離でペグダウンしてください。入口に結んだロープは通行の邪魔にならないように、やや広げた方向にペグダウンしておくのも忘れないようにしてください。

山田さん

できました! これで完成ですか? いい感じですね。

阿部さん

はい。上出来ですよ。キレイに張れましたね。中に入ってみましょう。そうそう、入口のフライシートは出入りの邪魔になるので、巻き込んで収納しておきます。最初は外巻きにして、半分くらい巻いたら内巻きにします。そうすると雨が降っても雨水がたまらないので内側が濡れることも、中に伝ってくることもありません。

山田さん

なるほど。やっぱりいろいろコツがあるんですね。忘れないようにしないと。

阿部さん

はい。でも、そんなに難しくはなかったですよね? とにかくピンと張ることをおぼえておいてもらったら、大丈夫だと思います。たるみがあるとその部分に雨が溜まってしまい、ちゃんと水を弾いてくれませんから。それから、ついでにペグの種類もお話ししておきましょうか。

山田さん

ペグにも種類があるんですね。

阿部さん

そうなんです。テントに標準装備されているのは、イエローのプラスチック製のものとベーシックなスチール製のピンペグと呼ばれているものです。このふたつがあれば、だいたいのキャンプ場は大丈夫だと思います。別売りのペグとして、ジュラルミン製のものと、非常に太いスチール製のものがあるんです。

山田さん

そのふたつはどんな時に使うんですか?

阿部さん

地面のコンディションによりますね。この赤いジュラルミン製のものは設置面積が小さくて打ち込みやすいんです。軽量というメリットもあります。非常に太いスチール製のものは重たいのですが、とにかく丈夫でコンクリートにも負けません。なので、河原のように石がごろごろしているような場所でもペグを打ち込むことができます。

山田さん

へぇ。いろいろあるんですね。

阿部さん

いずれにしてもキャンプ場というよりは、未整備の原野のような場所でテントを設営するときに必要になるタイプのペグですね。すぐに必要になるとは思いませんが、付属のペグでどんな場所でもテントを固定する事ができるわけではないということは、知っておいてもらえるといいかもしれません。

山田さん

なるほど。キャンプ場がどんな地面のコンディションなのか、調べておきます!

阿部さん

そうですね。キャンプの大切な準備のひとつだと思います。

テントを建てるときのまとめ

テントを設営するときは風向きに注意する。

ロープはもやい結びをマスターできるとカッコイイ。

ペグにはいろんな種類がある。地面のコンディションに合わせて選択したい。

「キャンプの準備」編

山田さん、キャンプの予行演習をする。

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