子どもと楽しむ“ママ”
にとってのキャンプ

元ecomom 久川桃子編集長インタビュー

「未来を担う子どもたちに、美しい地球を残したい」「子どもを持って地球のことや自然のことを真剣に考えるようになった」そんな想いを抱える女性たちへ、心も身体も気持ちいいと思えるライフスタイルを提案するフリーマガジン「ecomom(エコマム)」発行:日経BP。近年、ママたちの中でキャンプに対するニーズが高まっています。ですが、“キャンプに何が必要かわからない”“どこから始めればいいのか、ちんぷんかんぷん…”そんな理由でキャンプに二の足を踏むママたちもたくさん。そこで ecomom とコールマンで 1 泊 2 日のキャンプイベント「キッズとキャンプ de パーティ with ecomom」を開催。ecomom 編集長(2014年7月当時)であり、自身も3 人のお子さんを持ちイベントにも参加した久川桃子さんにインタビュー。
「子どもと親が協力しながら、テントを立てたり、一緒に料理をしたり。五感からだ全身を使って体験をし、笑顔を共有できるのがキャンプの魅力。TV やゲーム、アミューズメントパークといった誰かに与えられるエンターテイメントよりも、キャンプは子ども達の記憶に残ると思います。今日は何しよう?ごはんはどうしよう?自由な空間だからこそ、それを考えること自体が楽しく、すべてがエンターテイメントになるんです」。キャンプは一緒に行くメンバーや、場所、その日の天候によって楽しみ方は様々。その時々で、どのように過ごすか?どのように楽しむか?を考える。それがキャンプ。「これって“生きるチカラ”に通じますよね」と久川さん。

今回のキャンプでは、ディナーにダッヂオーブンを使った鶏の丸焼きを作りました。スーパーでパック売りされている鶏肉には見慣れている子どもたちですが、生きている時と同じ形の鶏肉を見るのは初めてという子どもばかり。鶏のカラダやおなかの中に塩や調味料を塗り込み、焼く前の下準備をおっかなびっくりな表情で挑戦。この経験を通し、命の大切さ、口にするものへの感謝の気持ちを子どもたちへ伝えます。
夜は ecomom 編集部からのリクエストでキャンプファイアーを行いました。参加したほとんどの子どもがキャンプファイアー初体験。IH 機器などの普及で火に慣れていない子どもたちに火の熱さや音、心やすらぐ揺らめきなどを体感してもらうのが狙いでした。
「朝は小鳥のさえずりで目覚め、夜は美しい月に見守られながら眠る。ハダシで芝生の上を駆け回ったり、川の水で火照った身体を冷やす。そんな風に自然と接することで地球の尊さにも気づけるのがキャンプの魅力だと思います。そして、その美しさを次の世代へと引き継いでいきたいと感じてもらえたら、嬉しいですね」と久川さん。ご自身もテントで迎えた朝、日の出と共に上昇する気温、地上を照らす太陽から大きなパワーを感じ取ったそうです。

コミュニケーションの機会が沢山あるのもキャンプの大きな魅力。子ども同士はすぐに友だちになって、大人たちもキャンプに慣れている人と初心者とで自然と助け合う会話が生まれます。
「普段の生活では時間に追われ、「早く早く」と追いたてたり、どうしても親のペースに子どもを合わせてしまいがち。でもキャンプは家族一緒に過ごす時間を楽しむもの。ゆっくりと時間が流れる自然の中であれば、ママたちもおおらかな気持ちで子どもと接することができるんです」と語ってくれた久川さんも実は今回が、子どもとのキャンプ初体験。実際にキャンプを体験してみて、その敷居の低さに気づいたそうです。
「料理をする時、てっきり炭おこしが必要だと思っていたのですが、ガスバーナーを使えば、普段使っているキッチンと同じように料理が出来る。真夏じゃなければ、多くの女性が苦手とする虫もそんなに苦になりません。あとキャンプ道具の進化にも驚きました。スタッキングできる調理器具など、収納の知恵に感心。日常使いもできるアイテムも多々あると思います」。子どもと一緒に楽しみ、作り上げるキャンプ。そこには日常生活では得られない貴重な体験がいくつも待っています。テントを持っていないのなら、キャンプ場でレンタルをしたり、バンガローに泊まるのも手。まずは大自然に子どもと一緒に飛び出してみるのが大切です。それが新しい発見や学びに繋がるはず。

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