VOL.6

有野実苑
オートキャンプ場

@千葉県 山武市 社長鈴木 章浩

私が学生の頃、父親がキャンプ場を始めたことがきっかけでキャンプと深いかかわりが生まれました。小さい頃は年に数回キャンプに行くぐらいでしたが、社会人になりキャンプ場の経営の手伝いをしながら、豊かな自然のありがたさやキャンプ体験の魅力にのめり込んでいきました。

ここを手掛けて約30年。私たちのオートキャンプ場は樹木で仕切られた区画型のオートキャンプサイトになっています。その木々たちはほとんどが落葉広葉樹です。このサイトで雄大な自然のありがたさを実感することは、木々たちが季節とともに意味のある変化をすることです。 春に芽吹いた葉が、夏になり緑の葉が生い茂り暑い日差しをしっかりと受け止めてくれ、キャンプサイトに涼しい日陰をつくってくれます。秋になると紅葉し気分を和ませてくれ、 そして冬には葉を落とし私たちに日差しを届けて暖かくしてくれます。そんな自然の恵みを体験してほしいから、みんなでマナーやゴミを減らしてここを守っていきたいですね。 同時に、循環する自然の恵みやありがたさも知って頂きたいですね。私たちのキャンプ場では野菜や果物収穫の体験もできるのですが、冬に落ちる広葉樹の枯れ葉を積み重ね、切り返しをすることで腐葉土として畑に使っています。さらにお客さんが焚き火を楽しんだ後の灰を利用し、 昔の人たちのように草木灰として畑に撒くことで野菜が豊かに育ちます。そんな意識をもち体感すると、キャンプの楽しみがもっともっと広がっていくと思います。

私たち有野実苑は「A fruitful life 実り有る人生を」というテーマを掲げています。訪れるお客さまに、アウトドアを通じて記憶に残る自然体験を提供し、実りのある人生を送って欲しいという思いからです。週末になると85家族も集まるこの場所は、ある意味ひとつの村のようなもの。 木々が揺れて感じる風や虫の美しい音、夜には星空を眺め、焚き火を楽しむなど都会では忘れかけた日常がここにはあります。そんなほっと落ち着ける第2の故郷として、自然やマナーを守り大切にしながら、あとは思いっきりキャンプを楽しんで最高の思い出をつくってもらえる、そんなキャンプ場でありたいと願っています。

CAMP SITE
PHOTO
GALLERY

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農業・収穫体験を通年楽しめ、地域ならではの自然体験ができるキャンプ場。綺麗な自然に包まれ、四季折々のキャンプを楽しむことができる。

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現在は輸入材にとって変わられた、サンブ杉を薪として販売し、残った灰については農園や近隣の農家さんの畑で肥料としてリサイクルし、自然循環をさせる取り組みをしている。

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落ち葉は畑の腐葉土にし、春の苗づくりの温床としても利用しており、野菜の成長を促すことに再利用している。

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有機野菜の収穫体験ができ、自然の恵みの大切さや普段ではできない体験を家族で楽しむことができる。

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キャンプ場内にある、農園リストランテ・ヴェルデューレリッコ。アウトドアテイストを盛り込んだ創作イタリアンのお店で、新鮮な素材の恵みの味を楽しめる。