VOL.7

outsideBASE
mizukami

@熊本県 球磨郡 マネージャー今 亮匡

子供の頃からサッカーに打ち込み、「大空のもとでスポーツの魅力を発信する仕事に関わりたい」と考えていた。そんな学生時代にキャンプというアウトドア遊びに出会い、サッカーと同じように“屋外活動を通じてアクティビティの魅力を発信できる”と気づきこの仕事を選びました。


ここ「outsideBASE mizukami」は2024年8月、九州中央山地国定公園にある日本三大急流・球磨川の源流に位置する水上村にグランドオープンしたばかりの新しいフィールドです。真夏のハイシーズンを無事に終え、マナー意識が高いキャンパーが多いことに驚いています。


その理由は、キャンプもブームからカルチャーへと成熟したことで本当のアウトドア好きが増えたこと。そして初心者・ベテランを問わず素敵なキャンパーさんはみな、コミュニケーションが上手いためなのだと気づかされました。

我々は、キャンプ場のルール説明もコミュニケーションだと考えています。例えばチェックインの時「outsideBASE mizukami」を訪れるキャンパーはあいさつはもちろん、「このギアってどう使うんですか?」とか、「ゴミの処理方法を教えてください」というように、気さくに話しかけてくれる。


“わからないことはすぐに聞く”という、シンプルなコミュニケーションだけでマナーが向上するのだと、日々気づかされています。トラブルを起こすキャンパーは、最初の説明をしっかり聞いてくれない人に多いんです。


「一刻も早くサイトを作り込みたい」と、焦る気持ちは同じキャンパーとしてよくわかります。ですが、説明を聞き逃してしまったせいで、悪気なくルール違反をしてしまう。


美しい自然のなかで非日常を楽しんでもらえるようルールは最小限にしていますが、それは一人ひとりがマナーやルールを守ることで実現させるもの。逆に言えば、マナーを守りさえすれば豊かな自然のなかでより自由を享受することができるというわけです。

また、キャンプのトラブルで多いのがギアを正しく使えないこと。アウトドアの道具は日常生活のアイテムとは使い勝手が異なりますよね。例えばお米を炊くライスクッカーは、ツーバーナーストーブのように炎の微調整が確実にできる器具のために開発したもの。そう説明をしても、火柱のような炎が上がる焚き火にかけて破損させてしまう……なんてトラブルもありました。


貸出時にしっかり説明してはいますが、慣れ始めた中級者のなかには「自分は大丈夫」と思い込み説明をあまり聞いてくれないことも。むしろ上級者ほどしっかり話しをきいて使いこなしている印象です。


誰だって最初は初心者なので、知らないことを質問するのは当然のことです。少しでもわからないことがあれば、それが僕らの役目なので気軽に一声かけてコミュニケーションをしてほしい。スタッフだけでなく、お隣サイトのキャンパーさんに「今日はお世話になります」とひと言声をあいさつすることも大切です。それだけで、キャンプの安全と快適性はもちろん、自由さもぐんとアップするはずですから。

CAMP SITE
PHOTO
GALLERY

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九州エリア最大規模のキャンプフィールドとして2024年8月にオープンした「outsideBASE mizukami」。頭上の市房(いちふさ)山をはじめ、眼下にも山々が広がる立体的なレイアウトで、テントの向きによって変化するダイナミックな景色が魅力です。

02

山だけでなく日本三大急流・球磨川の源流のひとつである小川など、様々な表情を見せてくれる。「ダムでのウォーターアクティビティや登山、サイクリングなど、外遊びの拠点として活用してほしいですね」(今さん)

03

10×15mと広々のドッグサイトは2区画を用意。柵も高いので大型犬でも気兼ねなく走り回れます。「犬の苦手な人もいるので、周辺へのあいさつや気配りも大切です。専用サイトとドッグラン以外では、短い時間でも必ずリードをつけてあげてください」(今さん)

04

管理棟にあるショップにはガスや薪などの必需品のほか、ワクワクさせてくれるようなユニークなアイテムも数多く並びます。ギアの使い方がわからない時は迷わずスタッフに質問すること。

05

清潔で広々とした調理スペースや温水便座を備えるトイレをエリアごとに配置。子供から大人まで快適に過ごせるよう細やかに配慮されているのも嬉しいポイントです。

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