VOL.9

ハピろー!の森 京都

@京都府 丹波高原 管理人中川 亮

「ハピろー!の森京都」は、京都丹波高原国定公園の天若湖畔(日吉ダム)に広がる、128ヘクタールの広大な森林公園内にあるオートキャンプ場です。


京都市内からおよそ40kmに位置する高台には、丹波の山々の雄大な姿を見渡せる絶景サイトをはじめ、落ち着いた林間サイトや初心者にやさしいデッキサイト、ペットと泊まれるサイトなどを用意。様々なスタイルでキャンプを楽しむことができます。


リピーターの方も多く、それぞれのスタイルで肩肘張らずに丹波の自然を満喫しているようです。皆さんが自由にのびのびしている姿を見るたびに「キャンプはブームから文化へとシフトしているんだなぁ」と実感します。

その一方で、キャンプギアが急速に進化し、オシャレ感あふれるサイトが注目されるようになったせいか、これから始めようというビギナーにはハードルが高く見えてしまっているとも感じます。


シングルマザーの女性から、「子どもとキャンプをしたいけど女手一つでは不安」と相談されたことがあります。仕事や子育てに日々忙しく過ごし、キャンプに行きたいと思っても「ちょっと難しそう」と尻込みしてしまう。そんなときこそレンタルや手ぶらプランを活用してほしいんです。


自分の力でサイトを生み出すこともキャンプの醍醐味ですが、手ぶらプランならテントやタープの設置もスタッフが行うので確実だし、たまには人任せにしたっていいじゃないですか。その時間で子どもと野山を散歩したり、料理の下ごしらえをしたりすれば、日常では味わえない特別な思い出になります。ギアを揃えて自分のスタイルを追求するのは、キャンプ遊びのエッセンスを経験してからでも遅くはありません。

家庭を持ってからは、子どもが小さなころからキャンプに連れ出しています。その経験で気がついたのが「キャンプは失敗を覚えるのにちょうどいい」ということ。「積極的に失敗しろ」という意味ではもちろんありません。原っぱで元気に遊べば擦り傷もできるだろうし、薪を掴めば小さなトゲが指に刺さることもあります。


外遊びにはそんな小さな失敗がつきものですが、「これ以上は危ない」「次からは気をつけなきゃ」という“気づき”の積み重ねが人間力を育て、より大きな失敗から身を守る盾になってくれるはず。入念な準備と親の見守りが必要ですが、キャンプ場はそのお手伝いができるので気軽に相談してほしいんです。


ありがたいことに孫も成長し、そろそろキャンプデビューさせようと思っているんです。三世代でのキャンプは自分にとっても未知の世界。小さな失敗を無理なく体験することで、アウトドアでしか味わえない喜びを安全な形で次世代に伝えていけたら嬉しいですよね。

CAMP SITE
PHOTO
GALLERY

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山間を吹き抜ける風が気持ちいい電源サイトをはじめ、木立に囲まれたデッキサイトや森を背にした路地サイトなどバリエーションも豊富。どのサイトもクルマの乗り入れができるので、荷物の多いファミリーキャンプにも最適です。

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キャンプ場のある「府民の森ひよし」はとにかく広大。サイトの準備を整えたら、森の中の散策路やダムサイトが見える展望広場など、のんびり歩きながら体験してほしい絶景が盛り沢山です。

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ペットを同伴できる第2キャンプ場は、お隣との境界に柵もあって安心。7000平方メートルという広々としたドッグランの眼の前というのも嬉しいポイントです。

04

管理棟や炊事場をはじめ、シャワーやトイレの手入れが行き届いているので初心者やファミリーキャンパーでも安心。一人ひとりがマナーを守って大切に使えば、より気持ちの良いキャンプを楽しめます。

05

子どもの成人のお祝いに生まれ年に製造されたColemanのオイルランタンを贈ったという中川さん。いまはお孫さんの生まれ年のモデルを探すのが楽しくて仕方ないとのこと。

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